依然として、金融不安が沈静化する気配がなく、難しい相場が
続いていますが、こうした状況下では普通株への投資よりも、
eワラントへの投資の方が有利な点が多いです。
今後、eワラントの人気がさらに拡大することを願います。そん
中、今回はeワラントの価格が決まるまでを簡単ではございま
すが、解説させていただきたいと思います。
eワラントの価格は本源的価値と時間的価値で構成されており、
算出方法は以下の通りとなっております。
eワラント価格 = 本源的価値 + 時間的価値
この本源的価値についてですが、本源的価値とは権利行使価格
を超えている部分の価値をあらわし、本源的価値は株価に対して
常に連動して増減することとなります。
そして、その値動きは、株価より大きくなります。
例えば権利行使価格が110円で現在の株価が140円で1ワラント
当たり原資産数が0.1である場合、本源的価値は以下の通りです。
140円 - 110円 × 0.1 = 3円
ようするにeワラントは権利を小口化した金融商品なのです。
ですので、1ワラント当たり原資産数を見ることにより、どれだけ
分割されたのかが判断することができます。
そして、この場合には10分の1ということになり、現在の株価が
権利行使価格を下回っているアウト・オブ・ザ・マネーの状態の
場合は、本源的価値はゼロとなります。
ですので、こうしたことからeワラント価格は時間的価値のみで
構成されていることになります。
権利行使価格 120円
現在の株価 100円
本源的価値は 0円
eワラント価格が異常に安いものは、権利行使価格と実際の株価
が極端に離れていることから安値になっていると解釈できます。
こうしたことから実際に相場にて権利行使を行なうことが非常に難
しく可能性が極めて低いので価値がないと見られているためです。
eワラントをはじめた当初はそれまで株式一辺倒であったことから、
理解するのに非常に苦しめられました。
最近ようやくeワラントに対する偏見が薄れてきて、市場でも認め
られ、人気もだいぶ高まっているので、今後も期待できそうです。
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